2019年07月15日号
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artscapeレビュー

死なないための葬送……荒川修作 初期作品展

2010年05月01日号

会期:2010/04/17~2010/06/27

国立国際美術館[大阪府]

荒川修作が1961年に渡米する直前に、村松画廊と夢土画廊で発表した棺桶型の立体作品。それらののうち20点が集結した。木の箱に納められたオブジェは内臓や汚物を思わせるグロテスクさで、なかには女性の生理用品を思わせるものも。それらが光沢のあるクッションの上にうやうやしく横たわっている姿はどこか滑稽でもある。作品を見るうち、D・クローネンバーグの映画を見た後のようなどんよりした気持ちになった。

2010/04/16(金)(小吹隆文)

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