artscapeレビュー
「世界遺産キュー王立植物園所蔵イングリッシュ・ガーデン──英国に集う花々」展
2016年03月15日号
会期:2016/01/16~2016/03/21
パナソニック 汐留ミュージアム[東京都]
キュー王立植物園所蔵の植物画を中心に紹介するものだが、植物オタクに閉じた内容ではない。博物学から始まり、19世紀は万博やアーツ・アンド・クラフツ運動、ラッチェンスなど、イギリスの近代デザイン史とさまざまな方向から交差することに気づかされた。植物を抽象的なデザインにするクリストファー・ドレッサーに対し、植物による具象的なパターンにこだわったウィリアム・モリスの違いなども教えられた。
2016/02/16(火)(五十嵐太郎)
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