2018年06月15日号
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artscapeレビュー

映画をめぐる美術──マルセル・ブロータースから始める

2014年07月15日号

会期:2014/04/22~2014/06/01

東京国立近代美術館 企画展ギャラリー[東京都]

国立近代美術館の「映画をめぐる美術──マルセル・ブロータースから始める」展を見る。以前、同館で開催された「ヴィデオを待ちながら」展が、1960年代から新しい表現手段として登場したヴィデオ・アートの基本的な作品を一同に集めた入門編だとすれば、今回はマルセル・ブロータースの試みを共通の入り口にして、6つのテーマにもとづき、個別の部屋に誘い、他の作家を紹介するというハイブロウな内容だった。アメリカの銀行強盗事件を再現するピエール・ユイグや、音声が失われた母の過去の映像を調査するアンリ・サラの作品が興味深い。同館の展示によく関わる、建築家の西澤徹夫による会場構成も秀逸である。

2014/06/01(日)(五十嵐太郎)

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