2018年10月15日号
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artscapeレビュー

「新印象派──光と色のドラマ」記者発表会

2014年07月15日号

会期:2014/06/04

東京都美術館講堂[東京都]

壇上には東京会場の都美術館の真室佳武館長と、大阪会場のあべのハルカス美術館の浅野秀剛館長が並んだが、キマジメにごあいさつをする真室館長に対し、浅野館長は展覧会そっちのけであべのハルカスとハルカス美術館の話ばかり。せっかく上京したんだから宣伝しとかなくちゃね。肝腎の展覧会については都美術館の学芸員から解説があったが、総監修も監修もフランスの美術史家が務めてるため、通り一遍の紹介。もちろんスーラの《アニエールの水浴》も《グランド・ジャット島の日曜日の午後》も来ないけど(後者の部分的習作は来る)、それでもスーラだけで計7点、ほかにシニャック、エドモン・クロス、ヤン・トーロップらの作品が見られるし、「科学との出会い──色彩理論と点描技法」に1章が費やされるのも楽しみ。最後に、ハルカス展望台のキャラクター「あべのべあ」と上野駅のキャラクター「エキュート上野パンダ」が仲よく登場。上野パンダはなんの芸もないただの白黒パンダだが、あべのべあは空色のクマの体に雲が漂うシュールな着ぐるみ。それぞれアカデミズムと新印象派を象徴してるんだろうか。

2014/06/04(水)(村田真)

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