2018年10月15日号
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artscapeレビュー

富田有紀子

2014年07月15日号

会期:2014/05/31~2014/06/14

ギャラリー椿[東京都]

富田が版画やインスタレーションから油彩による花のような絵に絞ったのは、90年ごろだったか。だとするともう四半世紀近い。当初の花のような絵から明確に花になり、そこに果実が加わり、なぜか洞窟が割り込んできたりもしたが、基本的に植物を描き続けている。今回はザクロの種が加わり、そこからの連想なのかイクラも登場、さらに青いガラス玉まで引っぱり出してきた。質感や透明感などかなりリアルに描いてるが、写真的リアリズムにはない手仕事感が富田らしいところ。タイトルに付されたナンバーを見るとすでに千近い(もう超えてるかも)。ならせば年に40点。これからも注目し続けたい画家のひとり。

2014/06/10(火)(村田真)

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