artscapeレビュー

プレビュー:「名和晃平─シンセシス」展

2011年06月01日号

会期:2011/06/11~2011/08/28

東京都現代美術館[東京都]

2000年の初個展以来、国内外で着々と評価を高め、今やゼロ年代を代表する若手アーティストとなった名和晃平。CELLという概念をもとに、ビーズ、プリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど多様な素材を駆使して制作される作品は、高度情報社会における人間の知覚、身体、感性のあり方・変容を皮膚感覚で表現しているのが特徴だ。過去最大規模となる本展は確かに高いハードルだが、彼のことだからきっとその壁を越えて見せるだろう。そしてさらなる高みを見せてくれるに違いない。

2011/05/20(金)(小吹隆文)

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