artscapeレビュー
プレビュー:世界制作の方法
2011年10月01日号
会期:2011/10/04~2011/12/11
国立国際美術館[大阪府]
現代アートが従来のジャンルや枠組みを解体しつつ進展してきた歴史的事実を前提としつつ、先行世代がなしえなかった課題を独自の方法論で乗り越えていく30代を中心とした9組の作家(エキソニモ、パラモデル、伊藤存+青木陵子、クワクボリョウタ、木藤純子、鬼頭健吾、金氏徹平、大西康明、半田真規)を紹介する。印象的な展覧会タイトルは、20世紀アメリカの哲学者ネルソン・グッドマンの著書に由来する。世界の複数性を論じたグッドマンの言葉が具現化したかのような空間が、果たして実現するのか。粒揃いのメンバーが揃ったので、十分期待が持てる。
2011/09/20(火)(小吹隆文)
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