artscapeレビュー
敦義門博物館マウル
2017年11月15日号
[韓国、ソウル]
敦義門博物館マウルは、ソウル建築都市ビエンナーレのもうひとつの主要会場だが、オープンしたばかりの施設である。その名称から移築系の屋外博物館かと思いきや、実はマンションの大規模な開発に伴い、公開空地とするはずの街区の建築をまるごと保存した、ありそうでなかったプロジェクトだった。ゆえに、路地を含む20世紀の普通の街並みが残された。すでにカフェやレストランも入っているが、今後これらの建築群をどう活用するかも検討中だという。
2017/10/18(水)(五十嵐太郎)