artscapeレビュー
チェコ・キュビスム建築
2017年11月15日号
[チェコ、プラハ]
《黒い聖母の家》ほか、幾つかのチェコ・キュビスムの建築を再訪する。展示でオットー・グートフロイントの彫刻もあるのはよいのだけど、キャプションなどで、キュビスムとの関連をあまり説明していないのは残念だ。とはいえ、ゴチャールやヤナークらの家具をこれだけまとめて見られる場は貴重である。チェコ・キュビスムのデザインは、アールデコの前哨戦のようにも見える。
写真:左上・左中=《黒い聖母の家》 左下=ロンド・キュビスムのアドリア宮 右上=家具の展示 右中=オットー・グートフロイントの彫刻 右下=キュビズムの街灯
2017/09/20(水)(五十嵐太郎)