2022年10月01日号
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artscapeレビュー

プレビュー:村松卓矢『穴』/鈴木ユキオ『言葉の縁』/大橋可也&ダンサーズ「明晰の夜1」

2009年07月01日号

[東京都]

7月の日本(東京)で見るべき公演No. 1は、間違いなく村松卓矢『穴』(7/1~12@大駱駝艦スタジオ「壺中天」)です。昨年の『どぶ』、一昨年の『ソンナ時コソ笑ッテロ』は、どちらも傑作でした。なぜ体が動くのか?というダンスのきわめてシンプルな問いが、きわめてシンプルなかたちで展開されるところがなんとも素晴らしいのです。きっと今回も期待を裏切らないことでしょう。
また、村松と同じく突出した存在である鈴木ユキオの公演『言葉の縁』(7/24~26@シアタートラム)もあります。とても誠実に舞踏の姿をとらえようとしている鈴木と舞踏という装置をいまもっとも楽しそうにいじり倒している村松。こう並べるとじつに対照的な二人ですね。両方見ると今日の舞踏の振り幅がよくわかることでしょう。ぜひ、二公演見て比較してみましょう!
dance company KINGYO(Yukio Suzuki)New WORK

ちなみに、私事で恐縮ですが、大橋可也&ダンサーズのイベント「明晰の夜1」(7/18@UPLINK FACTORY)に、私こと木村覚がトークのモデレーターとして参加します。お相手は飴屋法水×大木裕之×大橋可也という空前絶後のラインナップ。こちらとしては、機会をとらえて「パフォーマーの身体」というものについてどう考えているのかを御三人から聞き出してみたいと考えています。初音ミクの時代(三次元じゃなくて全然オッケーの時代)に人間の身体をメディアとしてあえて用いる意味はあるのか? あるとしたらどこに?

2009/06/30(木村覚)

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