2017年08月01日号
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artscapeレビュー

日常/ワケあり

2011年12月01日号

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会期:2011/10/18~2011/11/19

神奈川県民ホールギャラリー[神奈川県]

ニューヨークを拠点に活動する江口悟、田口一枝、播磨みどりによるグループ展。いずれもインスタレーションで、日常品を紙で構成したり(江口)、構築物にプロジェクターで映像を重ね合わせたり(播磨)、ある種の日常性を共通分母としているようだ。なかでも、圧倒的な展示を見せたのが、田口一枝。同ギャラリーの最も大きな空間に、光沢のあるシルバー・フィルムを連ねたラインを天上から何本も吊り下げ、LEDライトによって反射した光の輪が幾重にも重なり合いながら揺れ動く光景をつくり出した。暗闇の中でゆっくりと回転する冷たい光輪に包まれる経験が、静かな感動を呼ぶ。

2011/10/30(日)(福住廉)

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