2017年12月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:《Showing》03 映像 伊藤高志 上演作品

2015年12月15日号

会期:2016/01/23~2015/01/24

京都芸術劇場 春秋座[京都府]

《Showing》シリーズの企画意図は、「『公演』における各要素の中で、複製技術を持つメディア(音、写真、映像など)を取り上げ、それぞれの視点から劇場へと向かう創作を試みる」と掲げられている。過去2回の開催では、音響作家・荒木優光、写真というメディウムの特性を自覚的に扱う美術作家・加納俊輔による上演作品が発表されている。
《Showing》第3回目では、映像作家・伊藤高志による上演作品を予定。80年代以降、写真をコマ撮りした魔術的なアニメーション作品で知られる伊藤は、舞台人とのコラボレーションとして、ダンサーの伊藤キムとの『ふたりだけ』(2002年)、山田せつ子との『恋する虜─ジュネ/身体/イマージュ』(2008年)、寺田みさことの『アリア』(2013年)などを手がけるとともに、川村毅作・演出による『現代能楽集AOI/KOMACHI』(2003年)などで映像演出を行なっている。コマの連続による静止画の運動、フレーミング、フィルムの物質性など、「映像」を成立させる構造に自覚的に言及してきた伊藤だが、本公演では、そうした再帰的な思考が、「演劇」あるいは「劇場」という空間へどのように差し向けられるのだろうか。

2015/11/30(月)(高嶋慈)

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