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artscapeレビュー

東北画は可能か?──地方之国構想博物館

2015年12月15日号

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会期:2015/11/26~2015/12/06

東京都美術館ギャラリーB[東京都]

都美が選んだグループ展のひとつ。これは濃密な展覧会。「東北画」とは東北芸工大日本画コースの三瀬夏之介を中心に、在学生や卒業生が集まってスタートしたチュートリアル活動。世界の辺境である日本、の辺境である東北において絵画は可能か?日本画は可能か?を問う活動を進めてきたが、2011年の3.11以降じわじわと存在感を増し、注目を集めるようになった。今回は個人の作品も展示されてるが、《東北山水》をはじめ共同制作による数点の大作が目を引く。これらは東北をモチーフにした幻想的な風景画をシートに描いたもので、地方限定モチーフといい、日本画家によるコラボレーションといい、枠に張らないシートの展示といい、これまでの現代美術のグローバル志向を引っくり返すポテンシャルをはらんでいる。

2015/11/29(日)(村田真)

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