2017年05月15日号
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artscapeレビュー

アイデアコンペ第二次審査「太陽の塔に対峙せよ!」

2015年12月15日号

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会期:2015/11/26~2015/11/26

岡本太郎記念館[東京都]

岡本太郎記念館にて、椹木野衣、藤本壮介、平野暁臣、五十嵐による「太陽の塔に対峙せよ!」コンペの公開審査を行なう。ファイナリスト7名のプレゼと質疑応答を経て、最優秀を決定する。建築の審査も、アートの審査も経験したが、その両者が混じったあまりないタイプの場になった。建築サイドはやや固めだったが、それを突抜け、詳細図や構造解析まで提示し、逆に異様さを引き出す、社会人が休みに集まった山田文宏チームの「体漂の塔」が最優秀に選ばれた。この案は命がけで体漂の塔内を登り、手足と顔を壁の外に出して、むき出しの身体で太陽の塔と向き合う。応募案では意外と少ない直球勝負である。特別賞は、塔をバイオマス発電所化する万博公園牧場化計画の大坪良樹となった。ほかに気になったものは以下のとおり。宮崎宏康のパーフェクト・エコーは、太陽の塔が宇宙に浮かび、それを半径340mの球体で包む。中心から叫び、すべての音がやまびこで跳ね返ると、爆発が起きるかもしれない。そして中村宏大による太陽の塔がゲロを吐く。涙を流しながら、消化不良をおこした太陽の塔がソーダを噴出するというもの。
写真:手前=《体漂の塔》、奥=《樹形夢─万博公園牧場化計画─》

2015/11/26(木)(五十嵐太郎)

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