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artscapeレビュー

かんらん舎(1980-1993):Daniel Buren/Tony Cragg/Imi Knoebel

2016年12月15日号

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会期:2016/10/22~2016/11/19

ギャラリー小柳[東京都]

ギャラリー小柳で「かんらん舎」の展覧会? そもそもかんらん舎のことを知らない人も多いと思うので簡単に紹介すると、70年代末ごろは夭逝の画家の作品を扱っていたが、80年代に入るといきなりヨーロッパの現代美術に転換。それもトニー・クラッグやダニエル・ビュレンら当時最先端のアーティストに新作を依頼するという徹底ぶり。スペースは小さいけれど国際的に注目された画廊なのだ。今回はどうやらギャラリー小柳がかんらん舎の展覧会を開くのではなく、かんらん舎がギャラリー小柳を借りて展覧会を開いたということらしい。どっちでもいいけど。出品はダニエル・ビュレン、トニー・クラッグ、イミ・クネーベルの3人。ビュレンは黒と緑のストライプ模様の透明ガラスを壁に止めた《壊れたガラス》、クラッグはペンキがはがれかけた漂流物の木を壁に三角形に配置した《山と湖》と、ところどころ穴の開いた磨りガラスの器をテーブル上に並べた《静物》、クネーベルは木の板に荒々しく傷をつけて黒く塗り込めた《黒い絵》。それなりに時代を感じさせるが、特にクネーベルの作品には心がざわめく。

2016/11/04(金)(村田真)

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