2021年09月15日号
次回10月1日更新予定

artscapeレビュー

プレビュー:岩渕貞太+関かおり『Hetero』(DANCE-X13 MONTREAL: TOKYO: BUSAN)

2013年05月01日号

会期:2013/05/31~2013/06/02

こどもの城 青山円形劇場[東京都]

岩渕貞太と関かおりによる『Hetero』が「DANCE-X13 MONTREAL: TOKYO: BUSAN」で上演される。昨年の横浜ダンスコレクションEXで若手振付家のための在日フランス大使館賞を受賞したこの作品。2人がここ数年きわめてストイックに取り組んできた身体の質の実現を、今回の上演で驚愕しつつ見ることになるだろう。彼らは身体マニアとでも言いたくなるくらい、自分たちの身体を独自のニュアンスが生まれるまで執拗に造形してきた。昨年トヨタコレオグラフィーアワードでもその成果はあらわれ、関は『マアモント』で次代を担う振付家賞を受賞した。日本のコンテンポラリーダンスはややもすれば素人的であることが肯定的に見られるところもあるが、2人の取り組みは、造形することの可能性をわたしたちに訴えてくる。その造形愛はどこか人形愛に似ていびつで、そのいびつさこそ彼らのなによりの魅力なのだ。


Hetero -full version- Teita Iwabuchi & Kaori Seki

2013/04/30(火)(木村覚)

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