artscapeレビュー
KYOTO GRAPHIE international photography festival
2013年05月01日号
会期:2013/04/13~2013/05/06
高台寺塔頭圓徳院、京都文化博物館別館、大西清右衛門美術館、有斐斎弘道館、西行庵、誉田源兵衛 黒蔵、アンスティチュ・フランセ関西、ARTZONE、虎屋京都ギャラリー、ASPHODEL/富美代、二条城二の丸御殿台所、ハイアットリージェンシー京都[京都府]
京都市内の二条城や高台寺といった観光名所をはじめ、町家、美術館、博物館、ギャラリーなど12カ所を会場に行なわれた大規模な写真フェスティバル。出品作家は、細江英公、小野規、高谷史郎、大西清右衛門、ニコラ・ブーヴィエ、ケイト・バリー、マリック・シディベなど多岐にわたり、なかにはクリスチャン・ポラックが収集した幕末・明治の日本を撮った写真という変わり種も。また、サテライトイベントも市内35カ所で同時開催された。しかし、その規模と内容に比して、このフェスティバルの知名度はお世辞にも高いとは言えない。広報の開始が遅く、限定的だったためだ。きちんと広報を行なっていれば、今頃相当な話題となっていたであろう。本当にもったいない限り。来年も開催予定だと聞いているが、次回は広報を劇的に改善すべきだ。
2013/04/12(金)(小吹隆文)