artscapeレビュー

カタログ&ブックス│2014年7月

2014年07月15日号

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

仕事帰りの寄り道美術館

取材・執筆:長尾美穂、柴崎あづさ、円谷直子
撮影:佐々木義仁
発行:自由国民社
発行日:2014年06月13日
サイズ:A5判 、168頁

仕事帰りに寄り道できる都内、千葉、横浜の美術館を豊富な写真で紹介。常設展示だけでなく、レストランやミュージアムショップの情報も掲載されている。


白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか

著者:蓑原敬、藤村龍至、饗庭伸、姥浦道生、中島直人、野澤千絵、日埜直彦、村上暁信
発行:学芸出版社
発行日:2014年06月01日
サイズ:18.6 x 12.9 x 2 cm 、256頁

2010年 11月から震災をはさんだ2013年6月にかけて、蓑原敬と彼のもとに集まった若い研究者たちによる研究会の記録。「近代都市計画の歴史やその課題、問題点を根本から考え直し、さらに自分が置かれている日本の現場と時代を踏まえて、日本の都市計画をラディカルに考え直すことが始まった。」[本書より]


東京×小説×写真

著者:Beretta
発行:雷鳥社
発行日:2014年06月04日
サイズ:18.3 x 12.8 x 2 cm 、240頁

Berettaは東京写真学園・写真の学校の在校生と卒業生による写真家集団。東京を舞台にした 103の小説の実際の場所を撮影した写真集。

 

α崩壊

著者:竹田信平
発行:現代書館
発行日:2014年07月10日
サイズ:12.8 x 18.8 x 2.2 cm 、349頁

「戦後、南北アメリカに渡ったヒロシマ・ナガサキの被爆者たち。原爆をめぐる彼・彼女らの記憶にアートはいかに迫りうるか? 被爆者たちの声に向き合い証言の声紋を作品として発表しつづけるアーティストの創作過程を描く手記。3.11以降の世界に向けてのアート。」[帯より]


Anticorps 抗体

著者:アントワーヌ・ダガタ
デザイン(日本語版) : 中島雄太(土間デザイン室)
翻訳:青山勝、田島義士
発行:赤々舎
発行日:2014年04月01日
サイズ:19.5 x 26 x 5 cm 、560頁

ラリー・クラークとナン・ゴールディンに写真を学び、マグナム・フォトスに所属しながら、ドキュメンタリーとアートの両域にまたがる仕事をしているアントワーヌ・ダガタの写真集の日本語版。1991〜2012年までに世界各地で撮影された写真とダガタ本人による33ページにおよぶテキストが、生々しい性,暴力、死と生、私たちが生きる現代社会の現実を見るものに鋭く突きつける。 2013年アルル国際フェスティバルのブックアワードを受賞。

 
寝そべる建築

著者:鈴木了二
発行:みすず書房
発行日:2014年06月25日
サイズ:A5判、296頁

建築、まちづくりにも役立つ! 自由な発想で場所と人をデザインする、大人版・秘密基地18の方法。これからの時代を生き抜くアイデアとヒント。創造力と心の拠り所になるコミュニティづくり。自分らしく生きたいと思ったら、自分のための空間を作ろう。その手順がこの本には詰まってる[本書帯より]

2014/07/15(火)(artscape編集部)

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