artscapeレビュー
ミッション[宇宙×芸術]──コスモロジーを超えて
2014年07月15日号
会期:2014/06/07~2014/08/31
東京都現代美術館[東京都]
ロケットの部品や模型もあれば、衛星がとらえた地球の映像もある。松本零士の宇宙漫画もあれば、ポカリスエットの宇宙CMもある。大きな展示室を丸ごと使って数千万もの星を映し出すスーパープラネタリウムには、大勢の観客が寝ていた。逢坂卓郎や名和晃平らの「美術作品」がなければ「宇宙博」と変わらない。子どもから大人まで、カップルもアートおたくも少しずつ楽しめる。裏返せば、あれこれありすぎて中心が見えず、全体として統一感に欠けるということだ。つまみ食いはできるけど、結局メインディッシュがなんだったのかよくわからない展覧会。
2014/06/10(火)(村田真)
artscapeレビュー
/relation/e_00026146.json
l
10101120