artscapeレビュー

「螺旋と蜘蛛」

2017年06月01日号

会期:2017/04/13~2017/04/16

KAAT 神奈川芸術劇場[神奈川県]

螺旋状の舞台をぐるぐる死者がまわり、中央に垂直の「蜘蛛の糸」という空間構成はけっこう好みだが、物語はむしろ亡くなる前の罪(神殺しなど)の記憶再生がメインになり、想像とちょっと違っていた。それにしても、ジャンルを問わず、日本では似非宗教批判のネタが多すぎて、やや食傷気味である。

2017/04/13(木)(五十嵐太郎)

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