artscapeレビュー

TAPAS. Spanish Design For Foodほか

2017年06月01日号

バルセロナ・デザイン博物館[スペイン]

日本でも巡回していたらしいタパス展は、食に関するデザインがいろいろと並ぶ。ワイナリーの建築群も紹介する。常設は現代のプロダクト、近代以前の装飾、ポスターグラフィックなどのセクションが各階ごとにあるが、ずば抜けてファッションの歴史展示が素晴らしい。時代ごとのファッションの変遷を、身体のどの部分を強調・誇張するものかをワンポイントで明快に示す。ほかのフロアとあまりにレベルが違うキレのよさに舌をまく。

写真:左上から=バルセロナ・デザイン博物館、常設展 現代のプロダクト、近代以前の装飾、ポスターグラフィック、右上=タパス展、右中・右下=ファッションの歴史展示

2017/04/01(土)(五十嵐太郎)

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