artscapeレビュー

《バルセロナ現代美術館(MACBA)》

2017年06月01日号

[スペイン]

街の中心部に戻り、リチャード・マイヤーが設計した《現代美術館(MACBA)》へ。彼らしく白い建築であり、時間帯によって光と影の状態が変わるル・コルビュジエ流の造形だ。だが、モダニズムの各要素が巨大化し、かなり違う意味が生じている。ちょうどアーティストのアントニ・ミラルダのアメリカ時代の活動を紹介する企画展を開催していた。食をテーマにした作品群であり、展示室内にバーが設けられ、特製コロンブスの卵カクテルを飲む。コレクション展は時間をテーマにしていた。

2017/03/30(木)(五十嵐太郎)

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