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2009年04月15日号のレビュー/プレビュー

UNスタジオ《Star Place》

[高雄(台湾)]

竣工:2008年

ロータリーの一角に建てられた高級デパート。ファサードに取り付けられたフィンによって、凹面のファサードに、さらに何かうねるような別のレイヤーが重ねられる。夜になるとフィンがLED照明で光り、より効果がはっきりするはずだったが、夕方でも十分見応えがあった。ファサードだけを操作したファサード建築かなと思ったら、内部空間も面白かった。中央の細長い吹き抜け空間にまとわりつくエレベーター、エスカレーターなどの滑らかに連続するデザインによって、ファサードともシンクロしながら流動性という彼らのコンセプトが明確に示されていた。

2009/03/27(金)(松田達)

ルーヴル美術館展──17世紀ヨーロッパ絵画

会期:2009/02/28~2009/06/14

国立西洋美術館[東京都]

オープンから約1カ月後。開館15分後の9時45分に入る。まだ並んではいないが、展示室内はかなりの混雑。出たときはまだ11時前なのに、もうチケット売場の前に30メートルほどの行列ができていた。これから入場者は増えこそすれ減ることはないだろうね。
ルーヴル美術館展──17世紀ヨーロッパ絵画:http://www.ntv.co.jp/louvre/

2009/03/27(金)(村田真)

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生活と芸術──アーツ&クラフツ展

会期:2009/01/24~2009/04/05

東京都美術館[東京都]

アーツ&クラフツ運動の意義は大いに認めるけど、それを展覧会として見せられてもな。「ルーヴル美術館展」と比べて退屈でしかたがない。つまりこれらは見せるべきものではなく、触る(使う)べきものなのだ。そこに「アーツandクラフツ」ならぬ「アーツorクラフツ」の違いがある。
生活と芸術──アーツ&クラフツ展:http://www.asahi.com/ac/

2009/03/27(金)(村田真)

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東北芸術工科大学卒業・修了展

会期:2009/03/26~2009/04/03

東京都美術館[東京都]

閑静な展示室っつーか、閑古鳥が鳴いてるだ。せっかく東京に来たっつーだべに、広い会場で2~3人にしか会わなかったべ。絵具てんこ盛りで祈る人物を描く松山隼の絵画、大きく歪めた滝壷の描写が巧みな柿澤有輝の木版画がいい。

2009/03/27(金)(村田真)

安斎重男 作品展「Unforgettable Moments」

会期:2009/03/24~2009/04/25

ZEIT-FOTO SALON[東京都]

60年代末から現代美術を撮り続けてきた安斎さんの、ドキュメンタリストとしての活動40周年記念展。と同時に、今日は古希を迎える誕生日でもある。おめでとうございます。作品はジャスパー・ジョーンズ、ローリー・アンダーソン、大野一雄、磯崎新ら巨匠クラスのポートレートがほとんど。写真の脇に余白を設けて、ひとこと直筆で書いてるのが安斎さんらしい。

2009/03/27(金)(村田真)

2009年04月15日号の
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