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『JAGDA REPORT』 Vol.189「東日本大震災記録集」

2012年05月15日号

発行日:2012年3月5日
発行者:社団法人日本グラフィックデザイナー協会
サイズ:B5判、96頁(岩手編)、84頁(宮城編)、88頁(福島編)、三分冊、函入り

アートディレクター=畠山敏
ケース装丁=畠山敏
ベースデザイン=鈴木文土
編集協力=永井一史(JAGDA広報部会長)
制作管理=工藤千佳、朴善希(JAGDA事務局)
印刷協力=大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社北斗社
用紙協力=株式会社竹尾

社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が発行する会報誌『JAGDA Report』の2011年度版(第189号)。被災地の復興支援として、岩手・宮城・福島の会員へ会報誌の編集・制作業務を委託し、グラフィックデザイナー自身の視点による震災記念集として本誌を発行。

──日常から非日常への予兆なき変動によりすべてが停滞した地震発生時、会員たちは何をしていて、どのような行動をとっていたのか。また、震災から1年が経過した今日における状況の変化や心境は如何なるものか。そして、この先の未来に何を望み、どのようなことに取り組んでいこうとしているのか。(本誌より引用)

各編の会員レポートでは、岩手・宮城・福島の各県の会員が「3月11日」「現在」「未来」についての記憶と想いを綴る。JAGDAは、全国に約2,800名を超えるメンバーを擁する、アジア最大級のグラフィックデザイナー団体。

[岩手編・目次]
succession──岩手・震災の記憶
会員レポート(槻舘常敏、及川利春、馬淵ひろみ、村上由美子、宇夫方康夫、斎藤喜郎、浅沼謙多郎、佐々木崇、佐々木暁光、阿部伸樹、小笠原一志、金谷克己、木村敦子、赤坂環、小原明男、内村豊、竹村育貴、服部尚樹)
3.11の後、JAGDA岩手として取り組んだ活動
おわりに(浅沼謙多郎)

[宮城編・目次]
被災地レポート(気仙沼市:吉田和加さん、石巻市:阿部正樹さん、七ヶ浜町:伊藤弘江さん・金丸博和さん、多賀城市:鈴木崇寛さん、仙台市:板橋祐子さん、亘理町:浅野由美さん、山元町:石川智士さん、取材後記[阿部拓也、高橋雄一郎])
会員レポート(畠山敏、阿部拓也、安倍幸一、永澤正直、宮野一男、五十嵐冬樹、草野裕樹、鈴木文土、鈴木リョウイチ、高橋雄一郎、原田純一、細野講治)
視察レポート(勝井三雄、永井一史、大迫修三)
手書き新聞 米で永久保存(畠山敏)

[福島編・目次]
Data of FUKUSHIMA
会員レポート(ararky、影山敦、小針一夫、後藤仁、さとうはじめ、関根清、土田哲、奈良博四、星昌宏、本田陽一、山西一紀)
福島の本音──福島県民に、今の気持ちを語ってもらいました。

詳細=http://www.jagda.org/archive/pub/jagdareport/189.php

2012/05/15(火)(artscape編集部)

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