artscapeレビュー

草間彌生 永遠の永遠の永遠

2012年05月15日号

会期:2012/01/07~2012/04/08

国立国際美術館[大阪府]

最終日だけに、さすがの集客力を見せつけられた。現代美術でこれだけ多くの人を呼ぶことができるとは。今回はクサマトリックス展のようなアート的な空間を展示室内につくるよりも、手で描く作品の大量陳列によって作家の本領を発揮していた。上下も絵をぎっしりと並べる前近代的な方法で壁を埋めつくす。もはや前衛というより、その圧倒的にポジティブな存在感に笑うしかない。すごい。常設展では草間にあわせ、女性作家を中心に構成していた。

2012/04/08(日)(五十嵐太郎)

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