artscapeレビュー
ユベール・ロベール─時間の庭
2012年05月15日号
会期:2012/03/06~2012/05/20
国立西洋美術館[東京都]
まず日本において、ユベール・ロベール展が開催されたことが感慨深い。18世紀の廃墟趣味に感化されつつ、そこに当時の人々のふるまいを添え、自ら絵のような造園も行なった画家である。時間の想像力を付与した世界の表現は、まさに「時間の庭」というタイトルどおりの内容だろう。大友克洋やF. Schuitenの建築的な絵、あるいは廃墟の表現が好きな人にも、おすすめの内容である。
2012/04/06(金)(五十嵐太郎)
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