artscapeレビュー
プレビュー:鈴木ユキオ『崩れる頭』、黒沢美香&ダンサーズ『大きな女の踊り』、山田せつ子×安次嶺菜緒『アシミネ×ヤマダ=ニドメ』ほか
2012年08月01日号
8月は、フェスの季節。ダンス・演劇関係でもあちこちでフェスしています。すでに「ダンスがみたい! 14──崩れる身体」(7月17日~26日@d-倉庫、8月9日~9月5日@die pratze)が始まっています。注目は、8月9日の鈴木ユキオのソロ『崩れる頭』。グループに振り付ける試行錯誤からちょっと離れて、鈴木のダンスを存分に楽しめる上演になる予感大です。ほかにも8月22日の黒沢美香&ダンサーズのによる『大きな女の踊り』(またタイトルが秀逸!)や、8月11日の山田せつ子と安次嶺菜緒による『アシミネ×ヤマダ=ニドメ』の年齢差のある2人のコラボに期待したい。横浜のSTスポットでも開館25周年記念企画として、ダンス・演劇公演が目白押し。なかでも8月17日~19日のチェルフィッチュ『女優の魂』は必見だろう。この25周年記念企画は、9月以降も舞台音響の第一人者・牛川紀政による企画「地上波──第二波」(9月8日~9日)が大橋可也&ダンサーズの男子3人「ダンシーズ」などの出演で面白くなりそうだし(ダンシーズ/皆木正純×山田歩×唐鎌将仁『WA・GA・SHI』)、10月中旬には山下残の新作上演(『ヘッドホンと耳の間の距離』)も控えているようだ。これも9月の話ですが、横浜ではKAFE9(9月7日~30日@KAAT)も待っています。快快、contact Gonzoなどのほか、We dance 横浜2012も。
2012/07/31(火)(木村覚)