2021年09月15日号
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artscapeレビュー

歩く男

2013年06月01日号

会期:2013/04/20~2013/05/11

CAS[大阪府]

主題や対象を外側から眺めるのではなく、作者自身が主体的に作品世界に飛び込むアーティストたちをピックアップした展覧会。出品作家は、林勇気、山村幸則、白石晃一の3名。キュレーターは東京造形大学准教授の藤井匡だ。林はテレビゲームを思わせる横方向のスクロールが印象的な映像作品と、2つの映像の組み合わせからなる新作を発表、山村は神戸牛の子牛に海を見せるべく神戸の市街地を山から海、海から山へと歩き回る近作を出品し、白川はレインボーカラーの洗濯バサミや結束バンド、スーパーボールでビル屋上にインスタレーションを構築した。正直、自分が企画意図を正しく理解できているのかは心もとない。しかし、単体でも見応えがある作家たちが3名も集結したのだから、それだけで十分満足だ。

2013/04/28(日)(小吹隆文)

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