2021年09月15日号
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artscapeレビュー

山添潤 彫刻展

2013年06月01日号

会期:2013/05/07~2013/05/19

Gallery PARC[京都府]

京都府出身で、現在は関東を拠点に活動する山添潤が、2年ぶりに郷里で個展を開催した。彼は石彫やドローイングを発表しているが、その目的は特定の形象を彫り出すことではない。何よりも素材との対話を重視し、プロセスの果てに立ち現われる、本人ですら予期できない「存在」をあぶり出すことが主眼なのである。本展では、彫り進みの段階が異なる6つの石柱を出品。素材との対話のプロセスが伝わるような、いままでにはない展示を見せてくれた。また、ドローイングの点数が多いのも本展の特徴だった。山添によると、ドローイングも「平らな彫刻」とのこと。その感覚は生粋の彫刻家ならではのものだ。

2013/05/07(火)(小吹隆文)

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