2021年09月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:國府理 展 未来のいえ

2013年06月01日号

会期:2013/06/22~2013/07/28

西宮市大谷記念美術館[兵庫県]

國府理は、ナンセンスな乗り物や環境問題をテーマにしたメカ型・装置型立体作品で知られる中堅作家だ。昨年発表した作品《水中エンジン》では、自動車のエンジンをプールに沈め、水中で強引に起動させることにより、福島第一原発の事故を想起させる情景をつくり出した。以前から関西では確固たる評価を確立していた彼が、ついに美術館で大規模な個展を開催する。初期から近年の作品が勢揃いする本展で、その魅力を味わってほしい。メカ好き工作少年が紡いだ夢に、SF的テイストとエコロジー思想を散りばめた作品は、美術への理解の有無に関係なく、幅広い層にアピールするはずだ。

2013/05/20(月)(小吹隆文)

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