artscapeレビュー
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
2015年12月15日号
映画『進撃の巨人』後編を見る。予想どおりというか、特撮は見せ場ありだが、人間ドラマとしては失敗だろう。前者はいいが、後者はこうなるとわかっているのだから、事前に対策を立てられないものか。俳優がウワァアアーとか叫ぶベタな演出も、ホントやめてほしい。また世界の秘密をかいま見せる白い部屋が突然出てくるのだが、こういう重要な場所が単純にデザインとしてカッコ悪いのは致命的である。ちなみに、「エンド・オブ・ザ・ワールド」のエンドは「終わり」ではなく、「端」を意味するものだった。
2015/11/01(日)(五十嵐太郎)