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土木デザイン競技「景観開花。2015『活かす』」公開最終審査会

2015年12月15日号

会期:2015/11/28

東北大学 青葉山キャンパス[宮城県]

「景観開花。2015」の公開審査。一次審査はこれまでになく票が割れたのに、プレゼを経た最終の投票では全員一致でトップ2が決定した。千葉の山を削って東京の建築がつくられたのをリバースし、解体して山を復元する三田恭裕・鈴木寛人が最優秀に選ばれた。そして縁石を活かすユニークな視点の富山大学チームが優秀賞となった。審査後は、八馬智と「まちの見方・歩き方~ドボクに驚き、ケンチクに惚れる~」のトークセッションを行なう。彼が用意したパリやオランダの建築と土木、あるいはヨーロッパの産業遺産やリノベーション事例を映し出しながら、なぜやんちゃなデザインが出てくるのか、逆になぜ残して活用するのかなどを語る。

2015/11/28(土)(五十嵐太郎)

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