2021年03月01日号
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artscapeレビュー

長澤英俊 展 オーロラの向かう所

2009年11月01日号

会期:2009/10/10~2009/12/13

国立国際美術館[大阪府]

長澤英俊は著名な作家だが、日頃はイタリアを拠点に活動しているため、若輩の私にはなじみが薄い。そのためニュートラルな状態で本展を見たわけだが、約2,000平米の会場に20点という、たっぷり余裕を持たせた構成がとても印象的だった。1点1点が伸びやかに配置され、それでいて各作品の磁場が干渉し合うような心地よい緊張感が張り詰めていたからだ。観客と同じ次元に置かれる彫刻は、間の取り方が絵画展以上に難しい。本展は、美術館で見られる彫刻展としては、最も上質な部類ではないか。記者発表時に、長澤自身も今回の展示には満足していると発言していた。

2009/10/09(金)(小吹隆文)

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