artscapeレビュー
書籍・Webサイトに関するレビュー/プレビュー
原芳市『神息の音』
発行所:蒼穹舎
発行日:2019/11/22
『神息の音』は原芳市の最後の写真集になった。原が2019年12月16日に半年余りの闘病生活を経て逝去したからだ。没後に『時を呼ぶこえ』(でる舎)が刊行されたが、これは1980年代に寺山修司の短歌について書いた原のテキストと写真を組み合わせたものなので、生前の仕事としてはこの写真集がラスト・メッセージになった。タイトルの「神息」(かみき)は原の造語で、「主なる神は土(アダマ)の塵から人(アダム)を形作り、その鼻に命の息を吹き入れられた」という『旧約聖書』の語句を踏まえている。
原は2008年と2011年に刊行した二部作『現の闇』(蒼穹舎)と『光あるうちに』(同)の頃から、聖書を読み込み、神の存在を強く意識するようになった。本書におさめられた27枚の写真(プリントは写真家の和久六蔵)は、2019年の年明けから撮り始め、5月までに撮影した40本余りのブローニーフィルム(約480カット)の中から選ばれたものである。「神事、祭事の周辺」を撮影していると、「突然身体が重く感じ、視界のハイライト部分がいつも露出オーバーのように」なることがあったという。そのような「霊的な何か」に感応してシャッターを切った写真を集成したのが本書だが、被写体の幅はかなり大きい。折に触れて撮影した風景だけでなく、祭りの参加者、女装のゲイ、ピンぼけでほとんど何が写っているかわからない写真もある。そこに「神の息」を感じとれるかどうかは、見る人に委ねられているわけだが、たしかにただならぬ気配を感じる写真が多い。1970-80年代にストリッパーたちのドキュメントを発表することで、写真家として知られるようになった原が、さまざまな試行錯誤を経て到達した場所が、確実に刻み付けられた写真集といえるだろう。あらためて、彼の仕事をふりかえって見てみたいと強く思った。
なお、東京・新宿の蒼穹舎のギャラリースペースでは、写真集刊行を記念した同名の展覧会(2020年1月27日~2月9日)が開催された。
関連レビュー
原芳市「光あるうちに」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2014年11月15日号)
原芳市「ストリッパー図鑑」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2013年11月15日号)
原芳市「光あるうちに」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2012年03月15日号)
原芳市「光あるうちに」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2011年01月15日号)
2020/02/08(土)(飯沢耕太郎)
カタログ&ブックス | 2020年2月1日号[テーマ:陶芸]
テーマに沿って、アートやデザインにまつわる書籍の購買冊数ランキングをartscape編集部が紹介します。今回のテーマは、「陶芸」。東京・世田谷区の静嘉堂文庫美術館で開催中の「―「鉅鹿」発見100年― 磁州窯と宋のやきもの」展(2020年3月15日まで)や、長野県諏訪市のサンリツ服部美術館「数寄のデザイン」(2020年3月8日まで)、高浜市やきものの里かわら美術館の「やきもの王国 ―中世猿投窯と常滑窯―」展(2020年3月22日まで)など、国内外のうつわや茶道具をテーマにした展覧会が複数開催されているのにちなみ、「陶芸」という言葉に関連する書籍の購買冊数ランキングトップ10をお楽しみください。
「陶芸」関連書籍 購買冊数トップ10
1位:はじめまして、ルート・ブリュック
1940年代から80年代にかけて活躍したフィンランドの陶芸家・アーティスト、ルート・ブリュック。作品を紹介するとともに、その魅力の秘密を、さまざまな分野で活躍するクリエイターたちが語る。本体は背表紙なし糸綴じ。
2位:永遠なれ魯山人 この型破りな才能、後にも先にも見あたらず 北大路魯山人没後60年記念(別冊太陽 日本のこころ)
陶芸、書、絵画、篆刻、漆芸、そして料理と、幅広い芸術分野で卓抜な才能を発揮した総合芸術家・北大路魯山人。彼の作品と彼が遺した言葉を通して、その人生の軌跡を振り返る。北大路魯山人没後60年記念。
3位:天目 てのひらの宇宙(別冊炎芸術)
多くの陶芸家が挑戦する天目。日本の近代巨匠や、注目を浴びている現代作家の作品をはじめ、中国から渡来した天目の名品と種類、今なお謎につつまれているその歴史などを紹介する。『炎芸術』掲載を再編集し書籍化。
4位:炎芸術 見て・買って・作って・陶芸を楽しむ No.137(2019春)特集茶人・千宗屋と現代の茶碗
特集:茶人・千 宗屋と現代の茶碗
現代の陶芸家の多くが最も作りたいものとして「茶碗」を挙げますが、使い手との交流が少なくなり、鑑賞用の存在になってきています。
本特集では、新しい時代の茶の湯を牽引する茶人・千 宗屋氏に現代の茶碗に求めることを語っていただきます。
5位:麗しの酒器 見て・買って楽しむ(別冊炎芸術)
日本の酒文化には、日本独自の「やきもの文化」の伝統が深く根付いている。陶芸家の酒器の魅力を、注目作家・現代作家・巨匠の3つに分けて、それぞれ作家別に紹介する。酒器の楽しみ方、全国ギャラリーガイドも掲載。
6位:日本やきもの史 カラー版 増補新装
縄文時代から平成の現代まで、日本の陶磁・やきものについてのすべてをコンパクトな一冊にまとめた陶芸全史。オールカラーで296点の作品を掲載し、巻末に日本陶磁の技術・様式系統図などの参考資料も付す。
7位:河井寬次郎 京都国立近代美術館所蔵作品集川勝コレクション
「川勝コレクション」として京都国立近代美術館に収蔵されている河井寬次郎の作品425点をオールカラーで収録する。陶芸作品を中心に、初期から最晩年にいたるまでの代表的な作品を網羅。河井寬次郎年譜も掲載。
8位:陶工房 No.93(2019)器の見どころがわかる陶芸の教科書(SEIBUNDOmook)
特集:器の見どころがわかる 陶芸の教科書
お気に入りの器を「知る」「買う」「作る」ために必要なことを、ぎゅっと凝縮して7つのレクチャーに仕立てました。
はじめて作家ものを買いに行く人も、目利き道を極めたい人も、器つくりをより深化させたい人も、知っておくと役に立つ知識をまとめた「教科書」です。
本号を読めば、改めて陶芸の魅力にふれることができる、そんな内容の大特集になっています!
9位:井戸茶碗の真実 いま明かされる日韓陶芸史最大のミステリー
日本では国宝ともなった茶碗の王者・井戸茶碗は、原産地・朝鮮ではどんな器だったのか? 土と炎を熟知した韓国人陶芸家が、製作時期、場所、用途など多角的なアプローチから謎の名碗の真実に迫る。訳者による現地訪問記付き。
10位:炎芸術 見て・買って・作って・陶芸を楽しむ No.140(2019冬) 特集女性陶芸家の瑞々しい力
特集 女性陶芸家の瑞々しい力
●巻頭インタビュー 小川待子の芸術
●4つのキーワードで読み解く女性陶芸家の表現
●女性陶芸家の歴史と未来
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artscape編集部のランキング解説
「陶芸」と聞くと日本の伝統的な焼きものやうつわをイメージしがちですが、今回のランキングの1位に輝いたのはフィンランドの陶芸家ルート・ブリュックを紹介する一冊。昨年4月から東京ステーションギャラリーを皮切りに巡回中の「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展(今年4月からは岐阜県現代陶芸美術館、7月からは久留米市美術館に巡回予定)に先駆けて刊行されたもので、皆川明や志村ふくみ、酒井駒子といった現代を生きるクリエイターたちによる寄稿など、読みものとしても充実の内容です。
2位以降は、北大路魯山人や河井寬次郎といった著名な作家の仕事をまとめたビジュアルブックが目立つ一方、陶芸の入門書的なアプローチの本も複数ランクインし、鑑賞のコツや歴史を知りたい!という人が多いのがうかがえます。
ランク外では、16位に『噓八百』(今井雅子著、2018年1月公開の同名映画のノベライズ)や、20位に『フレア 連続テレビ小説スカーレット ボーカル&ピアノ ピアノ・ソロ 女声三部合唱(NHK出版オリジナル楽譜シリーズ)』など、陶芸を題材にした映画・ドラマの関連書籍も。私たちの生活とも切り離せないところにある芸術ジャンルだからこそ、陶芸は素朴な関心を集め続けているのかもしれません。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみてください。
2020/02/03(月)(artscape編集部)
笠木絵津子『私の知らない母』
発行所:クレオ
発行日:2019年12月21日
笠木絵津子は1998年の母の死をきっかけにして、その記憶を写真で辿り直す作品を制作し始めた。最初は、母が写っている戦前の家族アルバムの写真を題材にし、その中に母の着物や服を着た笠木自身の姿を埋め込むシリーズに取り組んだ。朝鮮咸鏡北道、台湾高雄市、満洲国撫順市など、母とその一家の足跡を辿る作品は縦横数メートルの大きさとなり、実際に現地に足を運んで撮影した風景に母や自分の写真を合成するようになる。母の死後20年あまりを経た2019年の藍画廊での個展「『私の知らない母』出版記念新作展」で、そのプロジェクトは一応完結し、今回同名の写真集が刊行された。
鈴木一誌、下田麻亜矢、吉見友希がデザインした本書は、120ページを超す大判写真集である。同シリーズの代表作が網羅されているだけでなく、それぞれの写真がどんなふうにでき上がってきたのかというバックグラウンドが、詳細かつ丁寧に綴られている。このユニークな作品は、笠木自身の個人史の再構成というだけでなく、一家族の移動によって見えてくる、戦前の日本とアジア諸国との関係の見取り図でもある。同時に、デジタル化による画像の加工や合成が可能となることで、はじめて成立した作品ともいえるだろう。笠木の粘り強い試みは、家族の写真をテーマにした作品づくりを考えているより若い世代にも、さまざまな示唆を与えてくれるのではないだろうか。
関連レビュー
笠木絵津子「『私の知らない母』出版記念新作展」|飯沢耕太郎:artscapeレビュー(2019年07月01日号)
2020/01/22(水)(飯沢耕太郎)
カタログ&ブックス | 2020年01月15日号[近刊編]
展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
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DUMB TYPE 1984 2019
高谷史郎、池田亮司を擁する日本を代表するアーティストコレクティヴ、ダムタイプ。35年におよぶ活動の全記録を収録した決定版カタログ。
表現の生態系 世界との関係をつくりかえる
分断を見つめなおし、他者と共に生きるために。
今、アートに求められていることとは?
社会運動、ジェンダー、マイノリティ、宗教、自然などをキーワードに、
世界との関係性を見つめなおし、つくりかえていこうとする31組のアーティストを紹介します。
「アートセンターをひらく」記録集
開館30周年を目前に企画された、当館現代美術センターの役割を改めて問い直す特別企画。その第Ⅰ期と第Ⅱ期の様子を収録した記録集です。 第Ⅱ期である展覧会で発表中の作品群は、ギャラリーをアーティストと市民による「創作と対話」の場へと転換した第Ⅰ期の特殊な環境下で制作されました。そうして生まれた新作の展示風景が、アーティストの言葉とともに収録。また、寄稿・執筆テキストのほか、第Ⅰ期で交わされたいくつもの言葉から、「いま、必要な場所」「介護/看取り」「学びとは?、学校とは?」にまつわる3つの座談会の記録をもれなく掲載。「ひらくカフェ」で生まれた来場者の創作物やカフェスタッフの言葉なども。
wow, see you in the next life. (The magazine) vol.2
山口情報芸術センター[YCAM]で開催されているcontact Gonzo+YCAMバイオ・リサーチ「wow, see you in the next life./過去と未来、不確かな情報についての考察」(2019年10月12日〜2020年1月19日)に関連して制作されたマガジンの2号目。会期前から会期末にかけて、contact Gonzoメンバーの塚原悠也によるSF小説などを所収したマガジンが3回発行される。山口情報芸術センター[YCAM]、一部書店、Amazonマーケットプレイスにて販売中。
関連記事
展覧会における体験は遺伝情報に影響を与えるか──YCAMバイオ・リサーチとcontact Gonzoがとりくむ身体表現(最終回)|津田和俊/吉﨑和彦:キュレーターズノート(2019年12月15日号号)
「wow, see you in the next life. /過去と未来、不確かな情報についての考察」についての考察|角奈緒子:キュレーターズノート(2019年12月01日号)
過去と未来、不確かな情報についての考察──YCAMバイオ・リサーチとcontact Gonzoがとりくむ身体表現(第2報)|津田和俊/吉﨑和彦:キュレーターズノート(2019年09月15日号)
身体はどこから来て、どこへ行くのか──YCAMバイオ・リサーチとcontact Gonzoがとりくむ身体表現|津田和俊/吉﨑和彦:キュレーターズノート(2019年06月01日号)
存在と出来事
フランス現代思想“最後”の巨人、最重要文献の完訳。
“出来事”を数理的に擁護せよ──革命・創造・愛といった「出来事」を神秘化・文学化から奪還し、集合論による「存在」の厳密な記述に基づき、「出来事」の“出来”の必然性を数理的に擁護する。アルチュセールの弟子にして、フランス現代思想“最後”の巨人が、数学と哲学の分断を超えてそのラディカリズムの根拠づけを企図し、後の思弁的実在論にも影響を与えた最重要文献。
映画と黙示録
核による人類滅亡、宇宙戦争、他者としての宇宙人(異星人)の表象、救われる者と救われない者、9・11という虚実の転倒と終末映画、そして、コンピューターやロボット、AIに支配される社会…。ホラー、パニック、アクション、戦争、SF、ミステリー、フィルム・ノワールなど、約250作を取り上げ、原典があらわすイメージ・思想と今日の私たちとの影響関係を解き明かす、西洋美術史・思想史家の面目躍如たる一冊。
自画像のゆくえ
だれもが感じているように、現代ほど「わたしがたり」にあふれかえった時代はこれまでになかった。世界的にその傾向にあるのかもしれないが、日本ではこの傾向がとくに顕著であるようにも思われる。(中略)本書は、私なりの想像力をつけくわえて試みた、自画像の歴史をめぐる、21世紀人のためのツアーである。ツアーは過去から順をおって、やがて20世紀へといたり、最後はふたたび私たちが生きているこの現代(=「自撮り/セルフィー」の時代)にもどってきたいと思う。(「はじめに」より)
これはダンスか? 「大野一雄」は終わらない
2018年9月28日~12月8日に若山美術館で開催された「大野一雄展 日常の糧」の図録。未公開スナップ写真、手紙、近親者の証言から伝説的舞踏家、大野一雄の素顔に迫る。
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2020/01/15(水)(artscape編集部)
カタログ&ブックス | 2019年12月15日号[近刊編]
展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
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日本国憲法
令和版『日本国憲法』、満を持して登場!
103の条文とすごい美術69作品で、憲法を味わう。
憲法×アートによる、あたらしいタイプの「日本国憲法」の本。
美術、漫画、写真、映画、──、
戦後日本を代表する錚々たる芸術作品とともに、「日本国憲法」を読み直す画期的な書籍です。
総ルビ、注釈つき本文、英文併記。
バンクシー アート・テロリスト
ロンドンを中心に世界各地に出没し、痛烈な社会的メッセージを残していくストリートアーティスト、バンクシー。多くの謎に包まれている覆面アーティストの全体像に迫る入門書の決定版。
コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求 ポスト・ヒューマン時代のメディア論
情動化する(ポスト)メディアとすべてを市場化する新自由主義によってあらゆる事象は覆い尽くされた。コミュニケーション資本主義が全面展開した制御=管理型社会において、変貌を遂げる生権力によって窒息しかけ、放逐されつつある私たちの〈生〉のあり方の実相を浮かび上がらせる。「コミュニケーション資本主義」を冠した初の論集。
森山大道写真集成(3)写真よさようなら
伝説的名作の復活(初版1972年写真評論社、2006年パワーショベル、2012年講談社)。中平卓馬との対談全文掲載。「あのころのぼくは、写真に対する過剰な想念の海で溺れる寸前だった。そして、やっとの思いで泳ぎ着いた彼岸が、この写真集だった。写真というものを、果ての果てまで連れて行って無化したかった」(森山大道)。
デザイン:町口覚
フレームの外へ 現代映画のメディア批判
あらゆる画面が我々を囲み、新たな「自然」となりつつある現在。文字情報に奉仕する映像と音に操られてしまわないために、我々はこの環境といかにして向き合うべきか。
フレームの「内」と「外」、画面と音声の関係を軸に、ロッセリーニ、ブレッソン、ゴダール、ストローブ=ユイレ、さらにアメリカや日本の戦後映画をたどり、ロシア、南米、中東などの先鋭的な映画作家まで、「フレームの外へ」と分析の眼差しを向ける、ポスト・トゥルース時代の現代映画論。
22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ 天命反転する経験と身体
死すべき存在でありながら、生命を消滅させないという矛盾を荒川+ギンズはどのように乗り越えようとしたのか。
人間の運命に戦いを仕掛け、運命を根底から覆す「天命反転」を企てた、今なお/今こそ現在進行形というべき荒川+ギンズの思想と実践を、身体論を軸として、哲学、建築、美術、心理学、教育学などさまざまな専門分野から再検討する。それとともに荒川+ギンズ関連の展覧会、パフォーマンスなどの近年のプロジェクトを包括的に紹介する。
REAR43号 「風景断片」「コレクション再考」
現代における芸術の批評・ドキュメントを掲載し、中部・東海地域の作家や展覧会に見られる独自の視点を捕捉することに重きをおいた芸術批評誌『REAR』の最新刊。特集は「風景断片」、第2特集は「コレクション再考」。櫃田伸也のインタビューや、北川智昭、中村史子などの批評を収録。
ART PROJECT KOBE 2019: TRANS- 公式カタログ
2019年9月14日〜11月10日に神戸で開催されたアート・プロジェクト「TRANS- 」の公式カタログ。グレゴール・シュナイダー《美術館の終焉ー12の道行き》の展示風景や制作風景、やなぎみわ野外巡礼劇『日輪の翼』公演風景のほか、テキストなどを収録。限定200部。
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2019/12/15(artscape編集部)