2021年01月15日号
次回2月1日更新予定

artscapeレビュー

開館記念展 I 横尾忠則 展「反反復復反復」

2012年12月01日号

会期:2012/11/03~2013/02/17

横尾忠則現代美術館[兵庫県]

横尾忠則が兵庫県に寄贈・寄託した約3,000点の作品と膨大な資料を中核に、11月3日に開館した横尾忠則現代美術館。場所は神戸市灘区の原田の森ギャラリー(旧兵庫県立近代美術館)西館で、村野藤吾が設計したモダン建築の名作を一部改修して復活させたものだ。開館前日の開館式&パーティーには溢れんばかりの招待客が訪れ、同館並びに横尾への期待の高さが感じられた。こけら落しの本展は、横尾作品にしばしば見られる同一モチーフの反復をテーマにしたもの。1960年代と2000年以降の作品を組み合わせるなど、異なる年代の作品を並置することにより、彼の芸術の基盤と変遷を明らかにした。今後同館は、もっぱら横尾作品を展示する場になると思われる。しかし、せっかく兵庫県に現代美術館ができたのだ。近い将来には他の作家の個展やグループ展も開催し、文字通り兵庫県の現代美術の要となってほしい。

2012/11/02(金)(小吹隆文)

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