artscapeレビュー
2020年04月15日号のレビュー/プレビュー
カタログ&ブックス | 2020年4月15日号[近刊編]
展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
※hontoサイトで販売中の書籍は、紹介文末尾の[hontoウェブサイト]からhontoへリンクされます
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あいちトリエンナーレ2019 情の時代 Taming Y/Our Passion
全作品のヴィジュアル+解説、芸術監督及びキュレーターのエッセイ、あいちトリエンナーレ2019 作品リスト、「表現の不自由展・その後」の展示中止や再開をめぐる出来事をまとめた資料など。
AONO FUMIAKI NAOSU
2019年11月2日から2020年1月12日まで開催した展覧会「青野文昭 ものの,ねむり,越路山,こえ」の展示作品や青野の過去作品を掲載した記録書籍『AONO FUMIAKI NAOSU』を出版いたします。作品図版のほかには、青野の手記や、美術批評家の椹木野衣、福住廉による各論考、青野の映像ドキュメンタリーを作成した映像作家の小森はるかの制作ノートなどを掲載。
VOCA展2020 現代美術の展望──新しい平面の作家たち
Nerhol、菅 実花、李 晶玉、黒宮菜菜、宮本華子、浅野友理子など2020年の出品作家計33人(組)の作品を掲載。
アーティスト・イン・レジデンス2019/夏「はかなさへの果敢さ」
青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]で、2019年7月27日〜9月8日に開催された展覧会「はかなさへの果敢さ」のカタログ。ジャンフランコ・フォスキーノ、三原聡一郎、カルロス・ヌネスの3名が同センターのアーティスト・イン・レジデンスに参加し、滞在制作した作品を発表した。
東北の風景をきく FIELD RECORDING vol.04
Art Support Tohoku-Tokyo(ASTT)は、東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業。プログラムの記録と成果を広く共有するため、さまざまなドキュメントを発行している。変わりゆく震災後の東北のいまを記録し、その先にふれるためのジャーナル『FIELD RECORDING』4号目の特集は「出来事を重ねる」。
東日本大震災を経験し、だんだんとほかの土地の厄災の経験に気がつくようになりました。同じような課題を見出し、取り組む手法への共感をもつ。そうして双方が学び合うように導き出させる視点は、まだ厄災を経験していない人々にとっても意義があるかもしれない。そして、時間が経つことで遠くなってしまう震災の経験を、遠くの人々と共有するための糸口になる可能性もあるのではないか。(「はじめに」より)
地域アートはどこにある?
2019年4月13日〜9月1日に開催された十和田市現代美術館 10周年記念企画展「ウソから出た、まこと」展のカタログ。北澤潤、Nadegata Instant Party、藤浩志の3組のアーティストを迎え、作品展示にとどまらず、「地域アートはどこにある?」というプロジェクトを進行した。展示紹介やプロジェクト中のクロストークや論稿を収録。
ヒトの目、驚異の進化──視覚革命が文明を生んだ
アルファベットや漢字など世界各地の文字から、字形を構成するL、K、Xほか19の「文字素」を抽出し出現頻度を解析した著者は、驚くべき事実を目の当たりにする。すべての人類は、同じ文字を読み書きしている。それは、文字が自然を模倣するように「進化」した結果である──。ヒトの目が持つ4つの超人的能力を検証、大胆かつ精緻な仮説によりかつてない興奮と発見を多分野にもたらした、視覚科学の冒険。解説/石田英敬
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2020/04/15(水)(artscape編集部)