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2010年03月01日号のレビュー/プレビュー

プレビュー:快快の『Y時のはなし』/ままごと(柴幸男)の『スイングバイ』/岡崎藝術座(神里雄大)『リズム三兄妹』ほか

3月は大変です。引き続きチェルフィッチュは新作上演(『わたしたちは無傷な別人であるのか?』、2010年3月1日~10日@横浜美術館)を続けていますので、これはもちろん見逃してはいけません。演劇であれば、昨年の春に「キレなかった14才♥りたーんず」イベントで一緒だった、快快の『Y時のはなし』(2010年3月4日~6日@VACANT)、ままごと(柴幸男)の『スイングバイ』(2010年3月15日~28日@こまばアゴラ劇場)、岡崎藝術座(神里雄大)『リズム三兄妹』(2010年2月27日~3月2日@のげシャーレ)は必見です。快快公演に行ったら、蓮沼執太(今作では音楽を担当。新作『wannapunch!』が素晴らしい)やtomad(ネットレーベルMaltineRecord主宰)らによる毎夜のアフターイベントまで残って楽しみましょう。
ダンスも忙しいです。ニブロールの矢内原美邦による『あーなったら、こうならない。』(2010年3月5日~7日@横浜赤レンガ倉庫)と、美術に小林耕平を迎えた公演、神村恵(ダンサーは神村のほか、ほうほう堂の福留麻里、捩子ぴじん)の『385日』(2010年3月25日@世田谷美術館)は、楽しみにして損はないはずです。「踊りに行くぜ!!vol. 10」(2010年3月5日~6日@アサヒアートスクエア)に行くと、この十年の日本のコンテンポラリーダンスの歩みが体感できるかもしれないです。あと東京芸術見本市2010(201年3月1日~4日)もあるし、壺中天公演(奥山ばらば振付『さぐらんぼうい』、2010年3月16日~22日)もあるし、3月は大変だ!

2010/02/28(日)(木村覚)

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