artscapeレビュー
2014年の初詣でる展
2014年02月15日号
会期:2014/01/01~2014/01/07
黄金町八番館[神奈川県]
大晦日の夜からコタツを囲んでオープニングパーティーをしたという、おとそ気分の新春展。出品は、切れ目のあるおっぱいばかり並べた椎橋良太、階段の上に金属製の巨大ギロチン(ハリボテ)を設置した杉山孝貴、紙に荒っぽく顔を描きつけた加藤笑平と斎藤昌威、風景を描いた3面パネルをコの字型に立てた吉本伊織ら。どこか時代に乗り遅れた観のあるパッとしない作品たちだけど、流行なんぞに背を向けてマイペースで自分の信じることをやってるところに好感がもてる。みんな少し病んでるし、悩んでる。それが制作のモチベーションになっている。
2014/01/03(金)(村田真)