artscapeレビュー

レ・アル再開発

2014年02月15日号

[フランス・パリ]

レ・アルの再開発も進んでいた。市民にその内容を知らせるインフォメーション・センターも設置されている。新しい施設は、古い商品取引所とポンピドゥー・センターの軸を意識したデザインだ。拙著『美しい都市・醜い都市』でも触れたが、景観論者が大好きなパリは、オースマンのときに整備した19世紀の統一された街並みの部分だけに集中しているが、むしろ過去から未来をつなぐ都市像こそが本当にすごいと思う。

2014/01/03(金)(五十嵐太郎)

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