artscapeレビュー
東北芸術工科大学卒業・修了展[東京展]
2017年03月15日号
会期:2017/02/23~2017/02/27
東京都美術館[東京都]
数千いや数万匹の蚊をほぼ原寸大で描写した萩原和奈可の《ユスリカの光》、半円筒状の画面にヘビの抜け殻だけをデカデカと描いた横濱明乃の《呼吸する刻》、高橋由一と東北芸工大の接点を探る久松知子の《三島通庸と語る》、同じく久松知子の《藝術界隈のつくり方》、幅6メートルはありそうな画面いっぱいにバブリーな金魚みたいな泡を描いた小野木亜美の《Babble─想像のはじまり》、料理の絵を20枚の小さな画面にアップで描いてコメントをつけた立石涼子の《すずこバイキング》がすばらしかった。ちなみに最初の3人は日本画専攻の大学院生。
2017/02/26(日)(村田真)