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第4回ワークショップ「6年目のふるさとを考える」─原発型避難集落への改修による復帰─

2017年03月15日号

朝日座[福島県]

南相馬で第4回ワークショップ「6年目のふるさとを考える─原発型避難集落への改修による復帰─」を開催。登録有形文化財の朝日座にて、リノベーション・改修をテーマに新堀学・豊田善幸・嶋影健一の講演・座談会を行なう。新堀学は、リノベーション手法の概論と被災地の事例を紹介した。豊田善幸は、震災後、解体の危機にあった古民家を自費で購入し、まちの人を巻き込みながら改修し、すでに存在する地域の資産を見直していく、いわき市でのユニークな活動を報告した。そして嶋影健一からは小高区の公会堂リノベーション案を発表した。座談会では、311後の福島における建築の状況を踏まえて、風景の断絶と連続、リノベーションの可能性などを討議する。最後に、東北大五十嵐研の塔と壁画のある集会所の建設プロセスやWSの成果をまとめた映像作品『風景の断絶に抗う』(学生の木下順平が監督)を大スクリーンで上映する。

2017/02/13(月)(五十嵐太郎)

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