2022年05月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:木津川アート2010「流れ・その先に」

2010年11月01日号

会期:2010/11/03~2010/11/14

木津川市の木津本町エリア、鹿背山エリア、上狛エリア[京都府]

「瀬戸内国際芸術祭」や「あいちトリエンナーレ」が好評を博し、今年の美術界を象徴する出来事となった地域型アートフェスティバル。関西でも同様の動きが活発で、9月以降、「六甲ミーツ・アート」「西宮船坂ビエンナーレ」(ともに兵庫県)、「奈良アートプロム」(奈良県)、「BIWAKOビエンナーレ」「信楽まちなか芸術祭」(ともに滋賀県)など、大小さまざまなアートフェスが立て続けに開催され、一種ブームの様相を呈している。京都府木津川市の市街地と山間部を舞台に開催される「木津川アート」は、そのラストを飾る催しだ。コンセプトはほかと同様で、約50組のアーティストが地域で行う作品展示を通して、地元の街並みや自然の豊かさを再確認しようと試みる。ちなみに、木津川市は京都府と奈良県の境界に位置し、古くから交通・物流の要衝として栄えてきた。古代には都が置かれた時期もあったほどだ。その地域性と歴史性に、アーティストたちがどう反応するのか、興味が募る。また、「木津川アート」をもって関西のアートフェス・ブームが一段落するので、後日、シーン全体の総括ができればと思う。

2010/10/20(水)(小吹隆文)

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