2022年05月15日号
次回6月1日更新予定

artscapeレビュー

プレビュー:オットー・ディックスの版画 戦争と狂乱─1920年代のドイツ

2010年11月01日号

会期:2010/11/03~2010/12/19

伊丹市立美術館[兵庫県]

第一次大戦の従軍経験を基に、戦場の悲惨と不条理を描き切った連作版画《戦争》や、大戦後の享楽的で退廃した都市の様相をえぐり出した作品群で知られる、オットー・ディックス。人間の本質を直視し、ストレートに表現した作品を初めて見た時の驚きは、今も忘れることができない。本展は、日本では20年ぶりとなる彼の本格的な個展だ。パソコンの画面越しでは決して伝わり切らない生々しい線刻を体感するためにも、美術館に出かけて直に作品と対面したい。ただし、小さなお子様には刺激が強すぎるので、くれぐれもご注意を。

2010/10/20(水)(小吹隆文)

artscapeレビュー /relation/e_00011167.json l 1223859

2010年11月01日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ