2017年12月15日号
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artscapeレビュー

瀧本光國「彫相」

2016年08月15日号

会期:2016/06/25~2016/07/30

東京画廊+BTAP[東京都]

瀧本はイタリアで豊福知徳に師事した彫刻家で、作品は一見シュテファン・バルケンホールみたいな荒削りの人物像に着彩した木彫。高さ2メートルを超す片脚だけの大作もあれば、15センチほどの小品もいくつかある。どこかで見たことあるような気がする作品もあって、なんだろうと思ったら、萬鉄五郎の《日傘の裸婦》だった。ほかの作品も絵を元にしているらしい。裸婦が中心だが、窓枠の向こうの人物とか、ドアの陰から顔を出す人物といった状況を彫刻にした小品もあって、のどから手が出そうになる。ちなみにタイトルにある「相」とは木目のことであり、また木を目で見ることでもあるらしい。

2016/07/15(金)(村田真)

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