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artscapeレビュー

インスタレーション「スモール・ミュージック──ユリウス追悼展」

2012年05月15日号

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会期:2012/04/03~2012/04/15

アートスペース虹[京都府]

昨年の2月、享年71歳で逝去したドイツのサウンドアーティスト、ロルフ・ユリウスを追悼して開催された展覧会。耳をすまし、微小音の世界を楽しむ〈small music〉というコンセプトのサウンドインスタレーションで知られ、2010年には瀬戸内国際芸術祭にも参加。同ギャラリーでも以前、発表が行なわれていた。娘のマイヤー・ユリウスの監修により、今展にはユリウスのドローイング、わずかな音が聞こえてくる〈small music〉の作品のほか、友人でありサウンドアーティストの鈴木昭男、かわさきよしひろ、フォトグラファーの桑原敏郎の作品が展示された。どれも耳をそばだてて静かに聞き入ったり、じっくりと見つめることに集中したい作品ばかり。たまたま、訪ねたときはほかに誰もいなかったのはラッキーだった。展示空間を独り占めすることができたのもだが、外の夕暮れ時の光が美しい時間でじつに贅沢なひとときになった。

2012/04/06(金)(酒井千穂)

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