2017年09月15日号
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artscapeレビュー

「超群島 HYPER ARCHIPELAGO─3.11以後、アーキテクト/アーティストたちは世界をどう見るか?」展

2012年05月15日号

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会期:2012/03/11~2012/04/16

EYE OF GYRE[東京都]

GYREの超群島展へ。藤村龍至によるメタ・メッセージはきわめて明快であり、マニフェスト型の展覧会としては成功だが、全体として見ると、個別の作品がモノとして弱い。これは彼の展示でいつも感じられることなのだが、本や情報では表現できない、展覧会ならではのマジックを求めると、ちょっと肩すかしをくらう。対照的に、近くで開催中のルイ・ヴィトン表参道の「コズミック・トラベラーズ」展では、渡辺豪の《“one landscape,” a journey》をはじめとして、作品は緻密で強度をもち、いまここでしか体験できない展示の魔術が出現していた。また超群島展では、建築とアートの作品を混ぜたのは今回のウリだが、短期間に展覧会が続くために、藤村組が可視化され、堂島リバービエンナーレ2011での展示や過去のラインナップとの重なりが多いのも気になる。

2012/04/05(木)(五十嵐太郎)

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