artscapeレビュー
プレビュー:対話する美術/前衛の関西
2012年06月01日号
会期:2012/06/09~2012/07/29
西宮市大谷記念美術館[兵庫県]
1972年の開館以来、現存作家の展覧会を積極的に開催し、作品を収集してきた西宮市大谷記念美術館が、開館40周年を記念してそれらを一堂に展覧する。作家は、須田剋太、津高和一、元永定正、白髪一雄、村上三郎、松谷武判、植松奎二、藤本由紀夫、石原友明、パラモデルなど17作家で、戦後から今日に至る関西の現代美術を振り返るラインアップとなっている。関西では、地元の現代美術作家を紹介する企画展の不足が慢性化している。館蔵品による一種のレビュー展とはいえ、小さな市立美術館が気を吐く姿には頼もしい。
写真=パラモデル《残存と消失の風景♯001》2010年
2012/05/27(日)(小吹隆文)
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