2022年12月01日号
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artscapeレビュー

昔のくらし 今のくらし

2013年03月01日号

会期:2012/12/04~2013/03/31

川崎市市民ミュージアム[神奈川県]

小学校3年生が学ぶ「昔の道具とくらし」カリキュラムのための企画として毎年この時期に開催されている展覧会★1。人々のくらしのための道具の変遷を市民からの寄贈資料でたどるほか、石臼挽きや足踏みミシンを体験できるコーナーもある。民具、家電製品ばかりではなく、初期のコンピュータ、ワープロなどの電子機器もコレクションされているところは工業都市川崎ならではだろうか。
 今年の特集展示は旅。伊勢参宮日記帳などから江戸時代の旅行者がたどったルートを示す。また、徒歩の旅から鉄道の旅への変化にともなう携行品の変遷、駅弁とともに購入された汽車土瓶、集印帖からスタンプノート、カメラや、車中での娯楽として現代の携帯ゲームまでも展示されている。身の回りのものの変化が、技術の進歩や生活スタイルの変化、人々の時間の使い方の変化を反映していることがよくわかる構成である。[新川徳彦]

★1──artscape関連レビュー「昔のくらし 今のくらし」(川崎市市民ミュージアム、2012)

2013/02/23(土)(SYNK)

2013年03月01日号の
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