2022年11月15日号
次回12月1日更新予定

artscapeレビュー

プレビュー:特別展覧会 狩野山楽・山雪

2013年03月01日号

会期:2013/03/30~2013/05/12

京都国立博物館[京都府]

天下の覇権が豊臣氏から徳川氏に移った桃山から江戸時代の過渡期、御用絵師集団の狩野派は江戸と京都に分裂した。狩野山楽と山雪は、この激動期に京狩野を率いた初代と二代目である。狩野永徳譲りの気宇壮大さが持ち味の山楽、シュールなまでの個性的な画風を確立した山雪。両者の作品が一堂に会するのは史上初だ(ちなみに、山楽の回顧展は42年ぶり、山雪は27年ぶり)。作品数は、重要文化財13件、新発見9件、初公開6件を含む80件余り。なかでも、ミネアポリス美術館の《群仙図襖》(初里帰り)とメトロポリタン美術館の《老梅図襖》という、元々は表裏をなしていた山雪作品が50年ぶりに再会するのは必見である。

2013/02/20(水)(小吹隆文)

2013年03月01日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ