artscapeレビュー
インデペンデンス・デイ:リサージェンス
2016年08月15日号
20年後の「インデペンデンス・デイ」を見る。想定どおりに物語はバカで、ダサいデザインのエイリアンも、中枢の一撃で全隊が敗北する虫モデルの組織も相変わらずだ。しかしながら、3DのIMAXで映像の迫力を体験できることには十分な価値がある。重力の操作によって上げて落とすという単純な攻撃だが、なるほど破壊力は凄まじい。ハリケーンが通過した後のような破壊は見所である。最近のハリウッド映画のさまざまな作品の続編において、中国の存在感が目立つのは、本作も例外ではなかった。
2016/07/13(水)(五十嵐太郎)